/No.15


2016 2/09(木)ー 2/26(日)
休廊 月・火・水曜 AM11:00~PM7:00(最終日はPM 5:00まで)



白 図
 White Figure 山下裕美子  Yamashita Yumiko

 

       







会期中催し
 2 /12(日) PM4:00〜  参加費無料
 ・アーティストトーク
 ・音のワークショップ 宮嶋哉行(バイオリン)


山下裕美子
YAMASHITA Yumiko


例えば箱を閉める、手紙に封をする、ポケットに大切なものをしまう。さっきまで明らかであったはずの場が、ひとつの空間として閉じられる。その内側の輪郭に触れることはできない。
近くにあってもそこには別の領域があり、開いて触れてみたとしてもそれまでの空間はそこにはない。

物体を薄く、ミニマムな物質感にまで削ぎ落とすことを通して、触れられそうで触れられない、
近くて「遠い」感覚を作品にできたらと思っています。      
   山下裕美子 


■略 歴
2004 京都教育大学教育学部造形表現専攻卒業
2008 京都府美術工芸新鋭展(京都文化博物館)
  土展 '08('10/室町アートコート  京都)
2012 土展 '12('14/堀川御池ギャラリー  京都)
2015 琳派400年記念新鋭選抜展('16/京都文化博物館)
  KAGUYA展(日本橋三越本店/東京)
  個展(+Ⅰartギャラリー/大阪)
2016 個展(京都陶磁器会館)
2017 「Kyoto art for Tomorrow」(京都文化博物館)





ゆるい泥状の磁土を和紙や布の上に薄く塗り、それを繰り返す。型から外して窯に入れ焼成すると和紙や布は燃えて無くなり空気層を作る。磁土と空気の薄い層の重なりが現れる。
「それは和紙や布が存在した記憶の痕跡であり、時間の層でもあります。」(山下裕美子)
時間と記憶は山下裕美子の作品を語るとき重要なキーワードになる。彼女の作品は、存在するものは非存在に向かう途中であると観る者に告げる。
「磁器化した膜は薄さゆえに光を透し、物質が経てきた時間を顕在化させるのです。」(山下裕美子)
山下の作品は存在の儚さを表すと同時に、どこか懐かしい気持ちを観る者におこさせる。それは鑑賞者と山下の記憶が作品を介して交差するからであろう。ますます透き通っていく山下の作品は陶芸というジャンルを超えて、新たな表現の可能性を示している。
+1art カワラギ


                     

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