N O W
 16 2017 03/09ー03/26

「エアリウム Airium」
 浮川秀信 UKIGAWA Hidenobu


  N E X T
 17 2017 04/06ー04/23

「W M」
 中島 麦 nakajima mugi



 P A S T
2017
 15 2017 02/09ー02/26

「白 図 White Figure」
 山下裕美子 YAMASHITA Yumiko

 14 2017 01/12ー01/29

「マルノナカ In the sphere」
 中西 圭・多羅信綱
NAKANISHI TamacoTARA Nobutsuna


2016

 13 12/01ー12/18

「12のメッセージ
  Dozen Messages」
 12人の作家による合同展

 12 11/03ー11/20
「惑星 E Planet E」
 野口ちとせ NOGUCHI Chitose
 11 10/06ー10/23
「体験の副旋律」
 GUP-py
 10 05/12ー06/19
「クレジオ、耕衣、九条」
 今井祝雄 IMAII Norio
 09 10/06ー04/24
「せんりつ Line vibration」
 加藤悦郎 KATO Etsuro
 08 03/10ー03/27
「Fake Blues 見せかけの青」
 山本雄教 YAMAMOTO Yukyo
 07 02/11ー02/28
「Bubbles」
 うらゆかり URA Yukari
 06 01/14-01/31
「light moving  光移」
 池田啓子 IKEDA Keiko

2015
 05 12/03-12/27
「こころを打つDM」
 12人の作家による合同展
 04 11/05ー11/22
「くうきの輪郭」
 山下裕美子 YAMASHITA Yumiko
 .03 10/08ー10/25
「ささやくエントロピー」
 山崎由美子 YAMAZAKI Yumiko
 02 05/28ー06/14
「N o - I s」
 松田彰・濱大二郎
 MATSUDA Akira・HAMA Daijiro
 01 04/02ー04/19 
「こだまの遠近法」
 田中広幸・野口ちとせ
 TANAKA Hiroyuki・NIGUCHI Chitose

  P A S T

/No.1


こだまの遠近法  二人展 田中広幸野口ちとせ

2015
 4/2(木)ー 4/19(日)

OPEN 木曜~日曜 AM11:00~PM7:00(最終日はPM 5:00まで)




会期中催し
 4/4(土) PM4:00〜 
 ギャラリートーク & 音のワークショップ「こだま」(音楽家/宮嶋哉行) 

こだまのように
その声は時を経て
再び私の耳に届く
二人の親密な会話に
日々の騒々しいニュースに

その声は過去とよばれる
あるときはシャンパンで祝われ
あるいはバスに乗った少女を傷つける

こだまの響きに世界は揺れる
この地上にもう辺境はない
辺境は時間の中にある
しだいに高まるこだまの声に
未来は耳を傾ける

 人間は言葉を使う。言葉には確定的意味が保証されているかに見える。しかし言葉の本来の姿は、響き、
形態なのであって、人々がそれに向けて各々に意味を流し込む極めて不安定な伝達の中継地点でしかない。
そして田中は、そのような不安定さこそに逆説的な豊かさを見ているのである。だから田中が古本の文字
を焼いたり切り刻んだりするのは言葉の否定ではない。ましてや言葉の集積物である本の破壊でも再構築
でもない。田中にとって古本は豊穣な可能性の海なのだ。今回の作品「再訪」は初めて<命あるもの>が
登場する。ユーモアと希望を表現した、田中の新境地を示す作品として注目したい。 

 野口ちとせも人間のコミュニケーションに深い関心を持って創作をしてきた。10年以上続いている
<音>シリーズは、聴くという行為を通して意識と無意識の境界を探り、関係性へと繋げていく作業の
ように見える。今回は対象を広げこの地球上で現在おこっている悲惨な現実に目を向けた。作品に登場
する旗は国家(排他的集団)を象徴している。まっすぐ立ち上がる鉛筆群は、その圧力に抗して言葉を
学び成長する子どもたち? 様々な言説•映像がこだまする中、私たちにできることは?と野口は自問する。

                                      +1 art カワラギ

■ご報告
 本展の作品売上額9万円の10%(振込時の換算レート$75)をマララ基金に寄付させていただきました。
 この世界の構造的な格差は教育の格差でもあります。特に女子教育における差別は人類の負の遺産です。
 微力ですがせめて関心を持ち続けることで未来に希望を繋ぎたいと願います。
 ご協力ありがとうございました。


田中 広幸
TANAKA Hiroyuki


■互いの意思疎通のために、あるいは世界を認識し思考するために、私たちは「言葉」
 を用います。「言葉」(話し言葉、記された言葉)は、「意味」の透明な媒体のように
 みえますが、そこには必ず「響き」や「形」があります。つまり「言葉」は、ある 
 種の「物質性」を備えているということになるでしょうし、であるならば当然、そ
 こに何らかの「抵抗」が生まれるということにもなるでしょう。私たちは表層では、
 この「抵抗」を補正しつつ情報を処理しているにしても、その影響は私たちの深層
 において、幻惑的にノイジーに、常にこだまし続けているに違いありません。

■「言葉」「文字」をテーマに、古書を素材とした作品に取り組む。滋賀県生まれ。
 1982年初個展(ギャラリー白/大阪)。以降、個展を中心に発表(ギャラリー16/京
 都 1985ー1989、1994ー1999、2000ー2012、2014 伊丹市立工芸センター
 /兵庫2013)。その他、IBMびわこ現代絵画展(滋賀県立近代美術館準グランプリ
 1988)、版画を読むー画層と色層の冒険(文房堂ギャラリー/東京 2004)、夏の思
 い出・森の夢ー不思議ないきものたち(ヤマザキマザック美術館/愛知 2013)など。





野口ちとせ
NOGUCHI Chitose


■通学バスに乗り込んできた男はいきなり銃で15歳の少女を撃った。女子教育を奨励
 したという理由で。こんなことが今現在もこの地上で起こっているのが現実です。
 しかし悲しいことですがそういう現実に対して私は為す術がありません。今回の作
 品は「マララたちに(For Malalas)」というタイトルです。まだたくさんいるで
 あろう彼女たちに心からエールを。

■「音」 をテーマにした造形作品を制作、多様なスタイルの立体や平面で構成した空
 間を 『音・空・観』シリーズと題して発表。作品を媒体にしたワークショップでは、
 「音を 聴く」 ための音体感を試みている。大阪生まれ。1990年初個展、 以後略
 毎年個展開催(楓ギャラリー/大阪、ギャラリーすずき/京都、他多数)。国内外
 グループ展(米、仏、韓国、ハンガリー)。現代美術国際展/南仏ペルピニャン 第3回
 銅賞(2006)第6回金賞(2009)第26回ソウル奨励賞(2007)
 
http://野口ちとせ.jp


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