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2019年度より 休廊日が 日・月・火曜日に変わりました。

(OPEN 水・木・金・土)どうぞ宜しくお願いします。



2019 2/20(水)ー 3/09(土)
AM11:00~PM7:00(最終日はPM 5:00まで) 休廊 日・月・火曜

日本美術サウンドアーカイヴ──今井祝雄《TWO HEARTBEATS OF MINE》1976年
Japanese Art Sound Archive: Norio Imai, TWO HEARTBEATS OF MINE, 1976








日本美術サウンドアーカイヴは今井祝雄が1976年に発表した《TWO HEARTBEATS OF MINE OF MINE》をめぐる個展を開催します。本作品は今井祝雄、倉貫徹、村岡三郎による1972年の《この偶然の共同行為を一つの事件として》をきっかけにはじまった、今井による心臓音を用いた諸作品のひとつです。後にHEAR(岡本隆子、藤本由紀夫)の企画により1993年にXEBECで開催されたグループ展「MUSIC」で再制作され、出品されました。

日本美術サウンドアーカイヴによる本展覧会は、近年見つかったオリジナル作品を今井の近作とともに展示します。また本作品の歴史をたどる論考や関連資料も用意します。さらに会場では《この偶然の共同行為を一つの事件として》の録音をカセット・エディションとして販売します。

日本美術サウンドアーカイヴ 
https://japaneseartsoundarchive.com/  





会期中催し

  ト ー クイベント

  日 時 2019年2月20日(水)19:00-20:30
  出 演
今井祝雄、金子智太郎(日本美術サウンドアーカイヴ)
  会 場 +1 art
  入場料
500 円
  予 約
+1 art:gal@plus1art.jp 050-3402-6279 






今井祝雄 略歴

  1946 大阪府に生まれる
  1965 具体美術協会会員(1972年解散まで全展出品)

  主な個展  
  1964 「17歳の証言」ヌーヌ画廊/大阪
  1966 個展 グタイピナコテカ/大阪
  1980 「今井祝雄 – 矩形の時間」ギャルリーキタノサーカス/兵庫
  1982 新大阪駅前に「タイムストーンズ400」/大阪
  1992 関西文化学術研究都市モニュメント「トキの球」「ヒトの球」/京都
  1996 「BACK & FORTH 今井祝雄 白の空間1964–1966」ギャラリー16/京都
  2001 京阪天満橋駅ホームに「ここから、ここへ」/大阪
  2002 「今井祝雄 – とき曼陀羅」スタジオ・アーカ/大阪
  2005 「今井祝雄 – デイリーポートレイトの四半世紀」夢創館/兵庫
  2008 「YEBESSAN – 今井祝雄〈分身の術〉」アトリエ風姿花伝/兵庫
  2009 「今井祝雄 – 白のうちそと」楓ギャラリー/大阪
  2011 「今井祝雄 – フレーム考」LADSギャラリー/大阪
    「今井祝雄 – フレーム・イン」CAS/大阪
  2012 「今井祝雄 – フレームの彼方」ギャラリーパルク/京都
    「今井祝雄 “具体大学”のころ」成安造形大学/滋賀
  2013 「ON THE PIANO」ギャラリーあしやシューレ/兵庫
  2014 「今井祝雄 Retrospective 影像と映像」アートコートギャラリー/大阪
    「Perspective in White」Galerie Richard/ニューヨーク
  2015 「今井祝雄 Time Collection」Yumiko Chiba Associates Viewing Room Shinjuku/東京
    「Norio IMAI, (Part I) Shadow of Memory / (Part II) White Event」Galerie Richard Paris/パリ
  2016 「白のイベント × 映像・1966-2016」Yumiko Chiba Associates Viewing Room Shinjuku/東京
    「今井祝雄 Retrospective 方形の時間」アートコートギャラリー/大阪
  2017 「今井祝雄 – 音のケルン」+1art/大阪
    「今井祝雄 – 余白の起源」ART OFFICE OZAWA/京都
  2018 「今井祝雄 – 物質的恍惚」アクセル・ヴェルヴォールト・ギャラリー/アントワープ


  主なグループ展(1960-70年代)  
  1964 「第14回具体美術展」高島屋/大阪
  1966 「第10回 シェル美術賞展」1等賞、白木屋/東京、京都市美術館/京都
    「空間から環境へ」松屋/東京
    「ヌル1966」オレッツ国際画廊/デン・ハーグ
    「現代美術の動向」国立近代美術館京都分館/京都
  1967 「第5回 パリ青年ビエンナーレ」パリ市美術館/フランス
    「第1回草月実験映画祭」草月ホール、東京/弥栄ホール、京都
  1968 「現代の空間’68 – 光と環境」そごう/神戸
  1970 「万国博美術展」万国博美術館/大阪
  1972 「この偶然の共同行為を一つの事件として」コンドル/大阪
    「映像表現’72」京都市美術館/京都
  1973 「京都ビエンナーレ – 集団による美術」京都市美術館/京都
    「〈音器〉および〈飛翔音符〉への試み」ギャラリーぺテ/大阪
  1974 「インパクトアート/ビデオアート’74」ギャラリーインパクト/ローザンヌ
  1975 「The Party」ギャラリー16/京都
    「第8回 現代の造形 – 現代美術50人展」大丸京都店/京都
  1976 「映像表現’76」KBSレーザリアムセンター/京都
    「日本の現代作家展 – デュシャンを透して…」ギャラリー・ペテ/大阪、関西日仏学館/京都







日本美術サウンドアーカイヴ


日本にはこれまでに、美術館や画廊、アトリエや公共空間でさまざまな音を鳴り響かせてきた美術家がいる。しかし、ほとんどの音は鳴り止んでしまえば、再び聞くことがかなわなかった。視覚資料を中心とする美術史のなかで、音をめぐる情報はどうしても断片的なままに留まってしまう。日本美術サウンドアーカイヴはこうした美術家たちによる参照しにくい過去の音にアクセスしようとするプロジェクトである。

作家や関係者へのインタビュー、文献調査、作家が所有する録音などを通じて、過去の作品にまつわる情報を収集し、整理する。そして、作品の再制作や再演を作家に依頼し、もしくは自分たちの手で行い、展覧会、イベント、レコードなどのかたちで発表していく。このような活動を通じて、日本美術における音の意義を検討し、その可能性を開くための基盤をつくりだしたい。

日本美術における過去の音について考えようとするとき、現代の私たちはたくさんの問いに出会う。それは各時代の美術の動向のなかでいかに位置づけられたのか。音楽をはじめとする同時代の他の芸術といかに結びつき、区別されたのか。同時代の聴覚文化や視覚文化といかに関わってきたのか。これらの問いを前にした人が、まず音に向きあうことから探求をはじめられるようにすることは、このプロジェクトの大きな目的のひとつである。

2017年10月 金子智太郎 畠中実 
https://japaneseartsoundarchive.com/ 





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