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Direct Messages

田村 慶子 TAMURA KEIKO

 
よりしろ(陶)




 
■依り代(よりしろ)とは、スピリチュアルなものが依り憑く対象をさす言葉です。
 ここ数年間、亡骸の胸の上に置かれて共に火葬されつつも焼け残り、また繰り返し
 そのように焼かれて、生者と死者のあいだを往還する作品を「よりしろ」として
 制作して来ましたが、陶の立体は、その制作上の制約により、必然的に空間を抱く
 形状となることから、たとえ共に火葬されるというプロセスを経なくても、「より
 しろ」としての条件を満たしているのでは… と考えるようになりました。
 ただいま大きさも形状も変化の途中です。

■1970年より作陶を始める。
 早稲田大学文学部美術史学科卒業。卒論のテーマは縄文土器。
 約25年前に築窯。とうたす陶房主宰