■私は石を場における地の記憶と捉えている。
それを彫るということはその記憶に触れるという行為であり、
またその記憶を辿るということである。
ある日、小学生の頃の絵日記を見つけた。
懐かしさを感じたが、その出来事のほとんどを思い出すことができなかった。
それはまるで蓄積されたものに空洞があり、それをじっと覗き込む自分がいるようだった。
■1986年 大阪府生まれ 京都市在住
2008年 成安造形大学 彫刻クラス 卒業
近年の主な展覧会
2015年 個展「忘失の想起」、2014年「余裕満々」彫刻展、2013年 ゴヤン彫刻展など |