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no.19
2017 06/18(水)ー 06/18(日)


内接/外接  二人展 石橋志郎・谷内春子
soft touches  ISHIBASHI SHIRO・TANIUCHI Haruko





related Events

6/11(土) PM 4〜 
 アーティストトーク
 ・音楽会 瓜生山オーバートーンアンサンブル




石橋志郎
ISHIBASHI Shiro


小さな白い点を描いてみる。その点を内側から外側へと、そっと拡がるように大きくしていく。
少しずつ白を拡げていくと、あるときそれは細長く変化したり、またあるときには丸っこいまま大きくなっていくこともある。それらがつながり、有機的なまとまりがうまれることで例えば風景のようにも見えたり、模様の集合のようになったりする。
そうしているうちに、それらの空白たちが少しずつ光を帯びていくのを感じる瞬間がやってくる。
僕はその瞬間を逃さないように、注意深く手をいれていく。全体が調和の光をまとって、鑑賞者が新鮮な空気を肺いっぱい吸い込めるような世界となるように。

石橋 志郎


略歴

1981 大阪府豊中市出身
2005 京都市立芸術大学美術学部日本画専攻卒業
2007 同大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻修了




個展
2015 「はじまりの光に触れる」 カホ・ギャラリー (京都)
2014 「トーキョーワンダーウォール都庁2013 石橋志郎」 東京都庁 (東京)
2013 「空中の光、地上へ積もる雪」 カホ・ギャラリー (京都)
2011
「世界をくぐりぬけて、椅子に座る」 立体ギャラリー射手座 (京都)





企画展・グループ展
2016 「第1回 堂島リバーアワード2016」 堂島リバーフォーラム (大阪)
  「第9回菅楯彦大賞展」 倉吉博物館 (鳥取)、京都文化博物館 (京都)
  「京都市立芸術大学×ホテルグランヴィア大阪 アートワークスプロジェクト 2015-2016」
                              ホテルグランヴィア大阪
  「第34回上野の森美術館大賞展」 上野の森美術館 (東京)、京都文化博物館 (京都)
  「第2回 藝文京展2016」 京都芸術センター (京都)
2015 「佐藤国際文化育英財団第24回奨学生美術展 招待出品」 佐藤美術館 (東京)
  「京都市立芸術大学×ホテルグランヴィア大阪 アートワークスプロジェクト 2015-2016」
                              ホテルグランヴィア大阪
  「超京都artkyoto 2015」 京都文化博物館 (京都)
2014 「京都府美術工芸新鋭展〜京都国際現代芸術祭2015への道〜」 京都文化博物館館 (京都)
  「第1回 続・京都 日本画新展」 美術館「えき」京都 (京都)
2013 「超京都2013 現代美術@平成の京町家 特別展示/暗黙知」 平成の京町家モデル住宅展示場 KYOMO (京都)
  「トーキョーワンダーウォール公募2013入選作品展」 東京都現代美術館 (東京)
  「京都美術ビエンナーレ 京都府美術工芸新鋭選抜展」 京都文化博物館 (京都)
2012 「尖展」 京都市美術館 (京都) 以後毎年
2006 「佐藤国際文化育英財団第15回奨学生美術展」 佐藤美術館 (東京)

受賞歴
2014 「第1回続・京都 日本画新展」 優秀賞
2013 「トーキョーワンダーウォール公募2013」 トーキョーワンダーウォール賞



谷内 春子
TANIUCHI Haruko


感覚の断片をつかむこと、それは、空をつかむようなこと。
 そのような不確かさとの駆け引きをするように、線を引いて、色をおく。
 表すためではなく、それを、確かなものとして目の前に存在させるために。
 それはまるで自然の法則を見つけること。
 自然の法則に共鳴し、まるでそれに沿うように願い、絵を生み出そうとしている。
 感覚の断片が集まったとき、そこには振動する空間が現れる。
 その震えのなかに現れる‘景’に、静かに身を委ねたいがために、描いているのである

谷内 春子


略歴

1986 京都市生まれ
2015 京都市立芸術大学大学院博士(後期)課程絵画専攻日本画領域修了
   
2010 京都銀行「美術教育支援制度」選定 作品買上
2012 第38回京都春季創画展入選(同13,15,16,14年春季展賞受賞)
  第39回創画展 入選(同13,14,15,16)
  個展(ギャラリー恵風/京都)
2013 個展(数寄和/東京・滋賀)
2015 続「京都日本画新展」(同16年)
2016 新鋭選抜展(京都文化博物館)NHK京都放送局賞受賞
  天若湖アートプロジェクト襖絵プロジェクトにて襖絵制作
  「水と音の眺め」(世木の里とまり木/京都府南丹市)
  個展(ギャラリー恵風/京都)







目が覚め音を聞いたり景色を見る。立ち上がる外界を感覚が捉える。目覚めた感覚は見慣れたものと見慣れないものを判別しようとしている。見慣れたものも思いがけない場所にあると見知らないものに見え驚いたり。感覚が外界を捉える瞬間はスリルに満ちている。
そういう経験は日常的で特別なことではない。ただ気がつかないだけだ。日常が実はスリリングであることに。谷内春子と石橋志郎は、それを知っている。我々の日常世界が疑いもなくあるのではなく、感覚という二重スリットを通して見ているのだと。
「内接/外接」は数学の用語だが『ちょっと触れる』というニュアンスをもつ。幼い子どもが初めて外界に触れるように、画面にそっと色を置く拡げる伸ばす。そこに現れるのは、あなたの感覚が知らない宏遠でスリリングな世界だ。
+1art カワラギ