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あまの しげ AMANO Shige
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〔作家コメント〕
絵画は板、紙、布、石、金属などの基底材に支持されて成立している。基底材が骨と肉とすればその上に薄く皮膜を作る顔料は皮膚である。皮膚とは内と外を隔てる境界である。基底材から剥ぎ取られた皮膚は、本来の内と外を区分けする意味を失う。そもそも境界(線)そのものがどこまで意味を持ってきたのか、疑わしい。いったい誰が国境を、男と女を、善と悪をに線を引いたのか?
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〔自己紹介〕
私は線の作家だと思っている。数万年昔、線の発見こそが美術史のスタートだと確信している。一本の線を閉じると空間ができる。このとき線は輪郭線として存在する。輪郭を伴わないフォルムなどあるのだろうか? |
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C)2014 Plus1Art |
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