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忘却と始まり
―マルグリット・デュラス『中国の小さな足』より |
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上田 章子 UEDA Akiko
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〔作家コメント〕
マルグリット・デュラスが中国の纏足について書いた短いテクストを出発点に、考えたことを作品にしたくなりました。靴の中に閉じ込められた小さな足が、よいことも悪いことも、失われたすべての事柄に、私たちが “あの人たちはあの人たち”と置き去りにしたすべての存在に気づかせてくれます。それは、忘れられ失われていく存在に助けられて続いていく言葉に注意することでもあるのです |
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〔自己紹介〕
2005年より美術制作発表と文学、哲学の研究を並行して続けています。
主な展覧会
2010、2011 2kw58(大阪)
2013、2017 Gallery Den mym (京都)など
著書
Relectures du Ravissement de Lol V. Stein de Marguerite Duras ― Autour de la différence sexuelle―(マルグリット・デュラス『ロル・V・シュタインの歓喜』再読―性的差異を巡って―)(L’Harmattan 2014年)など |
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C)2014 Plus1Art |
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