/銅版インク、シリウス紙
No41
西村 涼 NISHIMURA Ryo
私は液体、煙のような流動性のあるものが形を変化し続ける様子を捉え、それを銅版画のドライポイントという技法を用いて直接版に彫り刻んでいる。 刻んでいく線の軌跡によって空間を埋めつくし、現実で起こっている現象を自身のイメージとして再構築する。この試みを介してものの形が変わり続けることと、生命が絶えず循環する仕組みに共通点を見出だそうとしている。
〔自己紹介〕 2016 京都精華大学 芸術学部 メディア造形学科 版画コース 卒業 2018 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 修士課程 絵画専攻 版画 修了 現在京都を拠点に制作活動中