/紙にアクリル、鉛筆
No42
野田 仁美 NODA Hitomi
かつてクレヨンや色鉛筆の中におさめられていた「はだいろ」という名は今は使われていない。国際化し、多様性が認められるようになった社会では、肌の色を単一で表現することが不可能になったからだ。この言葉は多くの色を包み込むように変化し、使われなくなっていった。私は自分自身の肌を見つめることで、世界に映る私の像を描き出したいと思っている。
〔自己紹介〕 大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術研究科修士課程修了。絵画表現を中心に創作活動をしている。