S t a r

/アクリル板 口紅



No.36




  林 葵 衣 HAYASHI Aoi


  〔作家コメント〕
音声の可視化を試みる "phonation" シリーズ。
箱を宇宙に見立て、人の掌に収まるほど小さい星を制作した。

都会の街中を高いビルから見下ろすと星空のように見える。
人々が夜でも明かりを灯し活動する様子と、夜空の星が活発に生と死を繰り返す様子は
時間の流れが恐ろしく違うだけで、よく似ている。



  〔自己紹介〕
美術家。身体と意識のズレの可視化をコンセプトに、反復によるずれ、色彩の残像、音声の保存をテーマにした作品を制作してきた。自分のものではないようにもどかしく思う見えない身体のふるまいと対話し、目に見える形を与え、提示している。1988年 京都出身、京都在住。京都造形芸術大学院修士課程修了。近年の活動に「VOCA展2018現代美術の展望・新しい平面の作家たち」(2018/上野の森美術館・東京)、「京都府新鋭選抜展」(2019/京都文化博物館)、歌声の可視を試みた個展「詩の復唱」(2019/KUNST ARZT・京都)がある。


 

 
 
 



C)2014 Plus1Art