井上明彦INOUE Akihiko

作家コメント
月は地球のマグマオーシャンから生まれたという。月の直径は地球の約4分の1もあり、他の太陽系惑星の衛星と比べると異常に大きい。月は地球の自転速度や潮の干満をはじめ、地球のあり方に大きな作用を果たしてきた。月が2つあれば、地球の生態系も大きく変わっていただろう。人類以後(ポストヒューマン)の惑星の大地の上に月が２つ浮かぶさまを夢見る。

自己紹介
1990年代半ばより、水や重力、地面や屋根など、人間の生存を基礎づけるものに対して、絵やドローイング、立体、インスタレーション、写真など、領域横断的なアプローチを続ける。近年の関心は「傾斜」。

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