安藤由佳子ANDO Yukako

作家コメント
木箱に取り付けられたドアビューアーは、両側から互いに覗き合えるように設置されています。 一方向の視線を前提とする装置を双方向にすることで、「見る」と「見られる」の関係は揺らぎ、日常に潜む「安全」と「不安」、「興味」と「警戒」の関係が浮かび上がります。 "Peephole Universe" は、こうした視線の緊張と、その背後に潜む私たちの心境を静かに映し出します。

The peephole on the wooden box can be viewed from both sides. By making a one-way device two-way, the line between “seeing” and “being seen” blurs, revealing the subtle tension between safety and unease, curiosity and caution. "Peephole Universe" quietly reflects this tension and the inner feelings it evokes.

自己紹介
私は日常の様々なエピソードを通して、内的世界と外的世界の関係性を探究し、根源的な人間の生への営みや、社会の在り方への疑問をインスタレーション、オブジェクト、アクション、映像などを用いて投げかけています。

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