おぼえ書き
アクリル、スクリーンプリント
No.25
髙畑 紗依 TAKAHATA Sae
[作家コメント]
見えない世界について考えた時、小学校の通学路の道ばたに生えていた、いい匂いのする草のことを思い出した。
毎日通る道だけどそこにある小さな草の存在に目を向けていなかった。ある日、友達の誘いで鼻を近づけてみたらとてもいい匂いがした。
きっと今もどこかにいい匂いのする草が生えているけれど、見落としてしまっているのだと思う。視覚に依らずに何かを感じ取れる作品になればと日々制作しています。
[自己紹介]
1993年 大阪府生まれ。2019年 京都精華大学大学院芸術研究科修士課程版画領域修了。
何気なく目にするとりとめのない風景を留める方法として、
対象物の輪郭線など、表面をうつしとっている。
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