Bildschirm des Geistes
ミクストメディア
No.27
竹村 延和 TAKEMURA Nobukazu
[作家コメント]
読書する人の心の様態、黙読の中でマインドスクリーンに映し出される原イメージ。
文字が意味や概念に分化、収斂される前、記号と象徴が交差する心内探索の中、インパルスや律動が生起し、句読点や音符-休符のような分節と抑揚が伴うことで固有の時間が産出される。受肉と変容を経て不在から「心の眼」に見えてくる像。音未満の鳴らない心内音楽。読む人の心像について以前より映像表現してきましたが、本作は小型-変奏の続編。
[自己紹介]
アーティスト、作曲家。言葉や文化網に絡み取られる前の幼い子どもの情動に関心を持ち、音楽と美術と文学の間を彷徨いながら探索する。計画実行というより私から離れ、祈りのように創作過程の中に喜びを見つける。
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