内部 / internal
ポリエチレン樹脂
No.38
林 葵衣 HAYASHI Aoi
[作家コメント]
発話中の口内の視覚化を行う "phonation piece"シリーズ。
発話中に舌、歯、頬の内側はどのように動いているかを確かめるため、口の中にポリエチレン樹脂を入れ「な い ぶ」と発話した。
体内の空洞は常に揺らぎ、視認することも形を留めておくこともできないが、この空洞が無ければ身体機能は成り立たない。形のない身体器官の型取りには引き伸ばされた発話の時間が残っている。
[自己紹介]
1988年 京都出身
京都造形芸術大学院修士課程修了
近年の活動に「VOCA展2018現代美術の展望・新しい平面の作家たち」(2018/上野の森美術館・東京)、「京都府新鋭選抜展」(2019/京都文化博物館)、個展「Playing Body|遊動躰」(2020/Gallery PARC・京都)がある。
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