ARCHIVE no.20
有機の値打ち | 山本紗佑里
6/05(水)ー15(土)
+2ギャラリーでは、+1artでの企画展とリンクしながら、新進の若手作家による展覧会を開催しています。実験的な試みの発表の場として、ホワイトキューブではない小空間を活用した企画を行っています。 6月は、山本紗佑里 展 を開催いたします。 見慣れた素材を自らの手法で変換して見せる山本作品からは、繊細さと儚さ、そして日常とは僅かに切り離されたような無機的な表情が浮かび上がります。 +2での山本紗佑里の世界を是非お楽しみ下さい。
山本紗佑里
YAMAMOTO Sayuri
物事を些末な存在のまま、普段の生活から半歩浮かせた(作品)という状態に持っていくことで、とてもありふれた極私的な可能世界のようなものを、少しばかり延長できまいかと考え制作しています。それは詩の抽出方法や在り方に近い気がしており、手を動かすことと並行し、ちょっとした散文を書いてみたりもしています。
なんでもないあらゆる有機現象に対して、私たちは定型的な理解の外側にいるものにも接続が可能であること。人の想像力にそんなあやふやな期待をしながら、制作というものに首を傾げつつ取り組んでいます。
1994 三重県生まれ
2017 京都市立芸術大学美術学部工芸科染織専攻卒業
2019 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻染織修了
個展
2024 潤み窓に彷徨(gallery yolcha/大阪)
2023 ほこりの明滅(KUNST ARZT/京都)
2022 まひるの凍星(kumagusuku SAS/京都)
主なグループ展
2023 Kyoto Art for Tomorrow
2023 京都府新鋭選抜展(京都文化博物館/京都) 朝日新聞社賞受賞
2023 手にとる展(+1art/大阪)
2022 東九条アンサンブル(タローハウス/京都)
2018 つながる糸ひろがる布-三大学染織専攻合同選抜展-(ギャラリー@KCUA/京都)
2018 Colors of KCUA 間間(THE TERMINAL KYOTO/京都)
2017 飛鳥アートヴィレッジ2017-ほどけたもの語りとの邂逅-(犬飼万葉記念館/奈良)
©️ +1 art