徒労を刻む
石、ステンレス
*石を刻む棒は、上部ネジで長さ調整でき、スペアが2本付属します
No.14
菊池和晃 KIKUCHI Kazuaki
[作家コメント]
長い時をかけて、水の流れが石の形を変えるように、緩やかに自身の存在感を刻む装置を作った。
私たちは太古に作られた岩や木の彫刻から当時の美意識、構造、存在感を感じることがありますが、現代を生きる私たちも同じようにその存在感を残すことができるでしょうか。街並みでさえ数十年で変わる今、刹那的に消費されていく今、どうすればそれを未来の人々に伝えることができるのかを考えてみる。
[自己紹介]
美術家。1993年京都生まれ。京都市立芸術大学大学院 修了。
京都を拠点に美術家として活動。
肉体を酷使することで稼働する自作の装置で美術史から
引用したイメージを生産する。
(c)+ 1 art