谷内春子 TANIUCHI Haruko
[作家コメント]
住み慣れた陸を離れて船を漕ぎ出でる。それは苦難の道か、約束の地への旅路なのか、わからないけれど、今も昔も人々は移動を繰り返して、新たに信じるものを見つけてきたような気がします。始まりも終わりもない旅路、そんなことを今の状況と重ね、古い壁画の図像から形を少し拝借して描くことにしました。
[自己紹介]
「景」という言葉をキーワードとした作品を制作している。子どもの頃の見立て遊びに似た感覚を取り出すように世界を見つめ直し、どこかで見たことのあるような風景の感覚を呼び起こすような画面を模索している。
(c)+ 1 art