夜とつながる
岩絵の具、水干絵の具、 白亜、膠
No.36
福井 悠 FUKUI Haruka
[作家コメント]
わたしたちを構成する細胞が、原子単位では入れ替わり立ち替わり地球上に存在していることを思うと、今この姿でいる10年後というものは極めて近しいもののように思います。しかし、夜、水に浸けていた種が割れ小さな根がチラリと顔を覗かせる。それがほんの数ヶ月で自分の背丈を越え高い場所で風を捉えている様子を見ると、10年とは豊かな途方もない時間にも思える。両方が層となり重なっています。
[自己紹介]
日本画の制作しています。 白亜地を作り、洞窟に描いているような感覚で制作しています。
(c)+ 1 art