ARCHIVE no.69

RECORD OF THE DAY|シュヴァーブ トム

2022 11/02(水)ー11/19(土)



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・作品は ONLINE SHOP でも販売しています




サイアノタイプ制作実演

11/05(土) 11/09(水) 11/19 PM1〜3時

  参加者の皆さんと露光を試みる実演を行います。
 *参加費無料、 雨天中止

 


Tomas Svab

シュヴァーブ トム
Tomas Svab

「Record of the Day」は、モーター付きカメラ・オブスキュラで、この1年間の日々を撮影した写真作品のコレクションである。
ここでは太陽が鉛筆となり、雲が色相を和らげ、嵐は影を描く。 これらがサイアノタイプの用紙と反応しながら進んでいく。
我々の意識もまた太陽から発展していく。 概念が夜明けを超えるまで徐々に色合いと深みを帯びさせていくと同時に、我々の存在もしっかりとその日に同期している。
現実か想像を問わず、どのような瞬間にも意味がある —すべてのものの相対性— 数分、長い時間も手をあげれば影ができる。 時間は、地平線に投影された揺らめく線である。

シュヴァーブ トム

チェコ.・プラハ生まれ。 不確実な政治情勢により、6歳の時に家族でカナダに移住する。 エミリー・カー芸術大学写真学科を卒業。 映画制作現場からの経験を活かし、写真や機械を通して従来の先入観にとらわれず、多様に表現すること、また構成要素としての自己を認識することが、彼の作品に繰り返されるテーマである。 作品はこれまで北米、ヨーロッパ、アジアで展示・コレクションされている。 トロントのモントリオール銀行においては、カナダ国内にて最優秀賞を受賞した科学と美学を融合させた写真作品が所蔵されている。

cv

1974 チェコ・プラハ生まれ
2005 エミリーカー芸術大学写真専攻卒業(バンクーバー/カナダ)

個展(2008年以降)
2017 Kinetic Portrait, 神戸ストリートギャラリー
2017 Worldlines for an Old Capital, アートスペース虹 (Part of KG+) /京都
2015 Decoupled Horizons, art space ARE at kumagusuku (Part of KG+)/ 京都
2014 Melody for Disorder, 神戸ストリートギャラリー
2013 Alongside Beauty and Melody: Degrees of Disorder, アートスペース虹 / 京都
2010 メタモルフォーゼ, アートスペース虹 / 京都
2010 META KIT, ラ・ムッジーナ / 東京
2009 The Metamorphosis of Spaces: Takashima City, Part III, サンブリッジホテルギャラリー / 滋賀
2008 The Metamorphosis of Spaces: Takashima City, Gallery Kai / 大阪

主なグループ展(2014年以降)
2022 室礼 - Offerings- Ⅷ, THE TERMINAL KYOTO (Part of KG+)/ 京都
2022 国際文化交流展, 京都市国際交流会館・倉敷市立美術館 / 岡山
2021 10年後 - Ten years after -, +1 art / 大阪
2021 観自庵・国際アート展, 観自庵・匠の美術館 / 福井
2021 京都芸術祭・美術部門, 京セラ美術館別館
2021 京都国際文化交流展, 京都市国際交流会館
2021 室礼 - Offerings- Ⅶ, THE TERMINAL KYOTO (Part of KG+)
2021 韓日交流展 また別の出会い in Daejeon, 韓国
2021 日韓藝術通信 Vol 5, THE TERMINAL KYOTO
2020 室礼 - Offerings- Ⅵ, THE TERMINAL KYOTO (Part of KG+)
2020 韓日藝術通信 Vol 5, Cheongju-si, Korea
2020 京縁, THE TERMINAL KYOTO
2019 韓日藝術通信 Vol 4, Cheongju-si Museum, Korea
2019 京都国際文化交流展, 京都市国際交流会館・ギャラリー桜谷町
2018 観自庵・国際アート展, 青郷小学校高野分校 / 福井
2018 ASK_7人の作家展, Art Office Ozasa gallery / 京都
2018 日韓藝術通信Part-3, 嵯峨美術大学附属ギャラリー / 京都
2017 室礼 - Offerings- Ⅲ, THE TERMINAL KYOTO (Part of KG+)
2017 日韓藝術通信Part-2 Cross point, 忠淸北道文化館 森の中のギャラリー / 清州, 韓国
2016 室礼 - Offerings- Ⅱ, THE TERMINAL KYOTO(Part of KG+)
2015 國府理とその仲間たち, アートコートギャラリー / 大阪 2014 京都府美術工芸新鋭展2014 京都文化博物館
2014 コーポレートコレクション・コミッションワーク
2014 滋賀県立美術館 2021、知恩院/新和順会館・客室50室(京都)2011
2014 シティバンク カナダ 2006、モントリオール銀行(カナダ)2005、サルベーションアーミー(カナダ)2004

受賞
2021 京都市国際交流協会賞(京都国際芸術祭・美術部門展)
2005 モントリオール銀行主催ファーストアートコンペ 全国優勝・最優秀作品賞
2003 & 2004 エミリーカー芸術大学 優秀作品賞

ワークショップ・その他プロジェクト
2021, 2022 サイアノタイプワークショップ, THE TERMINAL KYOTO, 五色山芸術の森 / 福井)
2012 ワークショップ “不思議な立体写真をつくろう!” 佐川美術館(滋賀)(8月、12月)
2011 東日本大震災 “思い出写真修復プロジェクト” 主宰(協賛:成安造形大学地域連携プロジェクト)



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写真技法のひとつにサイアノタイプというのがあります。サイアノタイプは日光写真とも言われ19世紀中頃に発明されました。かつて図面の印刷に使われていた青写真もサイアノタイプです。サイアノタイプは鉄塩を塗布した紙に日光が当たると感光して深みのある青になる現象を利用します。
シュヴァーブ トムは近年その技法を用いた作品を発表しています。 彼は鉄塩を塗った感光紙を回転ステージ上に置いて24時間で1回転する装置を作りました。それを屋根の上に置くと、蓋に施されたスリットから入りこむ移ろう光の印影が1枚の紙に現れます。それは太陽の光が描く、ある1日。
本展では、サイアノタイプの作品とシュヴァーブ自作の装置も展示、実演します。

+1art カワラギ 


関連企画

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soft hope

vol.16 Tomas Svab
RECORD OF THE DAY
Kyoto 2021.12.17



+1 a r t ではオンラインショップの開店企画として、「やわらかい希望/ Soft hope」と題したシリーズを順次発売しています。このシリーズは、各作家に「やわらかい希望」に因んだ作品をブックケースをイメージしたこのシリーズ専用の箱に納めていただき、限定販売を行うものです。
シリーズ第16弾として、シュバーヴァーブ・ト によるサイアノタイププリント作品を発売します。ケース内箱の裏面に施されたレーザーエッジングも魅力です。

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