Sugar sign language


ワトソン紙に砂糖、火

No.51

山本直樹YAMAMOTO Naoki


[作家コメント]
ゴウゴウと鳴り響く地下鉄車内で、聴覚障害の人同士が「手話」で会話をしていた。多くの乗客がスマホを弄る静的な中で、そこだけがいきいきとしている。まるで魔法を見ている様だ。それと同時に、内容が全くわからないことにもどかしさを感じたので、今回の作品は、「手話のオノマトペ」を表現した。一見すると白い紙だが、炙るとそれらが浮かび上がる。砂糖が焦げた甘い香りと共に、聴く/話すとは異なる手話の世界をご覧あれ。

[自己紹介]
「感覚、社会、記憶」をテーマに、日々浮かんでは消えて行く社会状況を砂糖、飴、チョコレートなどの味覚媒体や香り、匂いの物質を 使ってインスタレーションやドローイングなどの作品を制作/研究する。

 



ONOMATOPETOP

 


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