三宅佑紀
MIYAKE Yuki
[作家コメント]
子どもの頃、どんぐりが好きだった。つやつやしていて帽子をかぶっていてかわいいし、コマにもなる。そしてなによりどんぐりの音が好きだった。木の下にいると風が吹くたびにどんぐりが落ちてくる。近くや遠く、土の上やアスファルトの上に落ちるときの音をしゃがんだまま足元の落ち葉を見つめてじっと聞いた。「音楽」というテーマでまず思い浮かんだのは、どんぐりが落ちてくるときのぽつぽつという音だった。
[自己紹介]
記憶をもとにして作品を制作し、個人の記憶やそれにまつわる感覚を他者と共有する方法を探っています。
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