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STUCK³ー泥濘のキュビズム

菊池和晃

2026 3/18(水)ー3/28(土)
PM 12-7(最終日 〜PM5)
OPEN 水・木・金・土 曜  

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DM
PRESS RELEASE



菊池は、過大な労力にまったく見合わない仕事を行うマシンを制作し、それを自ら稼働させることで、美術史上に残る作品イメージを生産する行為そのものを作品化してきました。鉄やステンレスで作られたマシンは、大人一人では持ち上げることが難しいほど重く堅牢で、工場の工作機械のような外観をしていますが、実際には、驚くほど非効率で、過酷な労働を強いる装置ばかりです。 結果や効率が重視される現代社会において、菊池はこうしたナンセンスとも言える行為を、あえて作品として提示しています。
本展では、15世紀の北方ルネサンス、17世紀のバロックへと時代を遡り、3点の絵画をモチーフとした新作を発表します。 今夏、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》が来日し、大阪中之島美術館で展示されることが話題となっていますが、よく知られているように、この作品は数奇な運命をたどってきました。 フェルメールの死(1675)後に競売にかけられ、約200年にわたり所有者を転々としたのち、1881年の競売で当時わずか1万円で落札され、落札者の死後、本作はマウリッツハイス美術館に寄贈されました。
本展はこの作品をはじめ、ベラスケス《ラス・メニーナス》、ヤン・ファン・エイク《アルノルフィーニ夫妻の肖像》を題材に、鑑賞者が画面に目線の高さで最接近したときに見える(であろう)イメージを描いた《超近景シリーズ》、鉄板に「アイアンブラシホルダー」を用いて描かれた《脱重力の為のプラクティス》のほか、平面、立体、映像で構成されます。3月21日(土)には、自作のマシンを稼働させるパフォーマンスを予定しています。  

+1art



KIKUCHI Kazuaki

KUCHI Kazuaki

1993 京都府生まれ
2018 京都市立芸術大学大学院 修了
肉体を酷使することで稼働する自作の装置で 美術史から引用したイメージを生産する。

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個展
2022 創造力 /+1art(大阪)
2021 CUT /The Third Gallery Aya(大阪)
2021 Draw /+2(大阪)
2020 Draw a Circle /The Third Gallery Aya(大阪)
2019 Muscle /The Third Gallery Aya(大阪)
2014 箱の中に在る表面 /成安造形大学 ギャラリーキューブ(滋賀)

主なグループ展(2017〜)
2025 Chronoscape | 蓄積された時間、継続する行為 /成安造形大学(滋賀)
2025 KANSAI ART ANNUAL 2025 CO /心斎橋PARCO(大阪)
2024 手にとる展 /+1art(大阪)
2022 Meta MALL "アルター"市場 vol.03 /BnA Alter Museum(京都)
2021 LUMINE meets ART AWARD 2020-2021/ルミネ新宿 ルミネ2 スタニングルアーショーウィンドウ(東京)
2020 Kyoto Art for Tomorrow 2020 –京都府新鋭選抜展– /京都文化博物館
2018 以"身"伝心 からだから、はじめてみる /ボーダレスアートミュージアムNO-MA(滋賀)
2017 若手芸術家支援企画 1floor2017 合目的的不毛論 /神戸アートビレッジセンター(兵庫)

受賞
2021 LUMINE meets ART AWARD 2020-2021 グランプリ受賞
2020 Kyoto Art for Tomorrow 2020 –京都府新鋭選抜展– 優秀賞受賞
2018 京都市立芸術大学作品展 / 京都市立芸術大学 大学院市長賞受賞
2016 成安造形大学卒業制作展 / 京都市美術館 優秀賞受賞

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超近景シリーズ 左から《フェルメール 真珠の耳飾りの少女》《ベラスケス ラス メニーナス》《ヤン・ファン・エイク アルノルフィーニ夫妻の肖像》 キャンバスにアクリル絵具 各400x400x50mm 2026


折角なので、スタックした泥濘を観察してみることにした。 ゼロ距離で眺めてみたり、線を引いてみたり、重さを確認したり。
どのみち、しばらくの間ここで足止めを食うことになるので、じっくりやってみることにした。
そのうちに、ぽつりぽつりと鳥肌が立ってきて、皮膚が引っ張られ、体が浮いて、前後不覚になってきた。
泥の重みを感じつつ、なんとか体を動かして泥をかき出していく。しばらくすると、隣に新しい泥濘ができたので、誰かがそこにスタックするのを期待した。

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《脱重力の為のプラクティス #1-アイアンブラシホルダー》鉄 H90x75x75mm 2026





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同時開催

3/25 wedー4/04 sat 反復と脱力 /スズキマイコ ▶︎