ARCHIVE no.75
手にとる展 While feeling
今井祝雄 藤本由紀夫 大西伸明 笹岡 敬 ニシジマ・アツシ 白石晃一 池田 慎 菊池和晃 山本紗佑里 他
6/09(金)ー6/25(日)
全日予約制ーOPEN:金・土・日 PM 1〜7
本展は通常と異なり、作品は殆ど展示しません。鑑賞者はリストの中から作品を選んで各自の机で一点ずつ作品を見ます。図書館でリクエストして、出された本を閲覧するイメージです。
なお本展の参加作家は9名ですが、その他にアントニ・タピエス、ヤノベケンジ、野田哲也、陶山 充、今村 源、 明和電気、田中朝子、森末由美子、小林且典、森田洋美、浮川秀信、山西杏奈、林 葵衣 等 ギャラリーに委託された立体・平面作品も出品します。なかなか見られない作品の細部を、この機会に心ゆくまでご鑑賞いただければ幸いです。ご予約は下記フォームからお願いします。
人間は視覚に頼って生きていますが、現実をありのままに見ているわけではありません。 ありのままの現実(それがあるとして)は情報量が多すぎて処理しきれないので、必要な情報を選択することで初めて対象が現れます。
他方で触覚は身体に触れるモノを感知するので、情報を選択する前に感覚が働きます。それだけダイレクトに対象に接しているから、触感は強いリアリティを持ちます。 それではっきり理解できたときに「手にとるようにわかる」と言うのでしょう。
しかし、ふつう展覧会場で作品に触れることは禁止です。 不特定多数が訪れる場所では、作品に触れることができる展覧会を開くのは極めて難しい。一方で作品に関心を持ったら、もっと知りたくなるのは当然です。 一定の条件下で作品に触ることもできる展覧会ができないか? 手にとる展の企画はこうして始まりました。
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ご予約について
本展は、金・土・日曜の午後1時から7時までの開催で全日予約制(無料)となります。
ご予約は1時間毎に定員4名様(先着順)で承ります。会期中は( )内の作家が日替りで在廊します。いずれの日も全作品をリクエストしご鑑賞いただけます。
今井祝雄
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1946年大阪市生まれ。美術家。1960年代より造形や映像作品を発表。1965年より1972年の解散まで具体美術協会に参加。主著に〈白からはじまる-私の美術ノート〉ほか、近刊に『余白とフレーム』(ともに水声社)。作品集に〈タイムコレクション〉〈NORIO IMAI〉(Axel and May Vervoordt Foundation)などがある。
【image:《音の磁場》部分 2023】
藤本由紀夫
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1950年生れ。大阪芸術大学音楽学科卒。70年代よりエレクトロニクスを利用したパフォーマンス、インスタレーションを行う。80年代半ばよりサウンド・オブジェの制作を行う。 2001、2007年ヴェニスビエンナーレ参加。
【image:《CUBE》部分 2023】
大西伸明
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1998
京都市立芸術大学大学院美術研究科版画修了
2013
五島記念文化財団美術新人賞受賞による海外研修としてドイツに滞在
2023
岡崎和郎・大西伸明「Born Twice」(MA2 Gallery/東京)
2023
個展「光体」(MA2 Gallery/東京)
2021
「VACUUM- 空色(からいろ)の部屋」(Operation Table/福岡)
2020
「京都の美術250年の夢 第1部〜第3部 総集編 江戸から現代へ」(京都京セラ美術館)
2019
個展「鏡を通り抜けて彼女は何をみたのか」(MA2 Gallery/東京)
2019
個展「大西伸明:投影と影取」(ギャラリーあしやシューレ/兵庫・ギャラリーノマル/大阪)
2016
Aki Eimizu & Nobuaki Onishi」(Galerie Nicola von Senger AG/スイス)
2016
「Art Meets 02 大西伸明|相川勝」(アーツ前橋/群馬)
【image:《Egg》部分 2018】
笹岡 敬
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2022 個展 (CAS/大阪)
2023 個展 (CAS/大阪)
2023 個展 (CAS/大阪)
2023 狂転体展 (かいじゅう未来計画/奈良)
2023 狂転体展 (CAS/大阪)
2023 狂転体展 (+1art/大阪)
2021 個展 (CAS/大阪)
2020 個展 (+1art/大阪)
2019
「WAVES & FREQUENCES ハンブルク・大阪友好都市提携30周年記念ドイツ展(フリーゼ・キュンストラーハウスハンブルグ/ドイツ)
2018
「固体-液体の臨界点はまだ発見されてない」(space WILLING N DEALING/ソウル)
2017
クロニクル、クロニクル!( )CCOクリエイティブセンター大阪
2015 狂転体展 (CAS/大阪)
2012
日韓交流展 HistoricalParade;Images from elsewhere」(ソウル市美術館分館/ソウル)
【image:《Luminous 2023》部分 2023】
白石晃一
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1980年生まれ。
金属造形やデジタルファブリケーションの技術を用い、コンピューターを組み込んだ可動型の彫刻を制作。パフォーマンス・観客参加型の作品を公共空間を中心に発表する。ファブラボ北加賀屋(2013~)を共同設立。
主な展覧会に「平成美術:うたかたと瓦礫デブリ 1989–2019」(2021)「Osaka Canvas Project 2010」『ネオ生駒湯』おおさかカンヴァス推進事業採択作品(2011)「AMUSE ARTJAM 2007 in Kyoto」『GO WEST!』審査員特別賞(2007)などがある。
【image:《GLOBAL CITY SAMPLING DAY 2020》部分 2020】
ニシジマ・アツシ
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1965年 京都市生まれ。
大阪芸術大学 音楽学科 音楽工学専攻卒業。
岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)修了。
80年代後半より実験音楽の制作、ライブ・エレクトロニック・ミュージックによる演奏を始める。その後は、音が持つ多様な側面から発想した"聴視覚"作品の制作も始める。
【image:《Whatever Willl Be, Will Be》部分 2021 (photo by林口哲也)】
池田 慎
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1974 大阪生まれ 大阪在住
1998 大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業
近年の個展
2022 美しい日々 (space31/神戸)
2022 うつくしい日々 (noie.cc/東京)
2021 トロフィー (studio J/大阪)
近年のグループ展
2023 ワンダーシュゲイズム (studioJ/大阪)
2023 飯田華子+池田慎 わたしたちのSDGs (釜晴れ/大阪)
2022 たべたらしぬで (海月文庫/大阪)
2022 soft hope (+1art/大阪)
【image:《蓬莱郷 アイススプ-ン》部分 2022】
菊池和晃
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美術家。1993年 京都生まれ。京都市立芸術大学大学院 修了。京都を拠点に活動。
肉体を酷使することで稼働する自作の装置で美術史から
引用したイメージを生産する。
【image:《空気清浄機》部分 2023】
山本紗佑里
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1994 三重県生まれ
2019 京都市立芸術大学大学院 美術研究科修士課程 工芸専攻染織 修了
近年の主な活動
2023
個展「ほこりの明滅」(KUNST ARZT/京都)
「Kyoto Art For Tomorrow-京都府新鋭選抜展」(京都文化博物館)
2022
「東九条アンサンブル」(東九条/京都)
個展「まひるの凍星」(kumagusuku SAS/京都)
など
【image:《隠す森》部分 2022】
⚫︎一部の作品は ON LINE でも販売しています
毎日新聞掲載 ▶︎
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