ARCHIVE no.83

水たまり

井上明彦・ひらいゆう

3/27(水)ー4/13(土)  



ソコニ水タマリ、アル


INOUE AKIHIKO

井上明彦
INOUE AKIHIKO

1990年代半ばより、水、重力、地面、屋根など、人間の生存を基礎づけるものに対して、絵や 立体、写真、インスタレーションなど、多様な方法で関わる。1995〜2020年京都市立芸術大学美術学部教員(造形計画)。 2006〜07年文化庁新進芸術家在外研修(パリ)。 近年の個展に、2023年「2と5、偶々」(ギャラリーマロニエ、京都)、2022年「二つの傾斜地で:空堀と竜ヶ迫」(+1art、大阪)、グループ展に、2019年「発酵をよむ―藤枝守・井上明彦・稲垣智子―」(+1art)、2018年「複数形の世界のはじまりに」(東京都美術館)等がある。



左:水のゆくえ(アクリル、木 ほか 240x302mm 2021)
右:水のゆくえ(ブルキナファソの土顔料、ニカワ、紙、257x182mm、2012)


INOUE AKIHIKO

ひらいゆう
HIRAI Yu

子供の遊びに潜む普遍的な人間性をテーマに絵画を、自身の家族の物語をテーマに写真シリーズを制作中。1983年渡欧、ブリュッセルの美術学校でドローイングを学び、ベルリンで写真作品を制作開始。シラキュース、ダブリン、メキシコでアーチスト・イン・レジデンスを経て、2002年以降パリを活動拠点に国内外での個展、グループ展、フェステイバルで主に写真作品を発表。2021年ドローイング集「Vestiaire de l’enfance 」出版。2022年写真シリーズ”Sleeping Memory” がPrix Virginiaに入選。IKG国際芸術家フォーラムのメンバー



左:石けりあそび(油絵、キャンバス 460x550mm 2023)
右:赤い靴(油絵、キャンバス、410x330mm、2023)



「水たまり」という言葉からどんなイメージが浮かぶでしょう?
最初に浮かぶのは地面の窪みにたまった雨水でしょうか? 窪みのスケールによって、それは池となり湖、そして海になる? 宇宙から眺めたら海は大きな水たまりに見えるかもしれません。 地面の小さな窪みにたまった水も地球の2/3を覆う海も、スケールは違うけれど、どちらも重力に関係しています。
ふだん意識しない重力の存在を水たまりは見せてくれます。 ふだん意識しない(見えていない)ものを見せてくれるという意味では、アートも水たまりと同じようなものかもしれません。
+1art カワラギ



ARCHIVES INOUE Akihiko at +1art

INOUE AKIHIKO

2022 1/26-2/12(no.62)
二つの傾斜地で ー空堀と竜ケ迫

発酵をよむ

2019 1/30-2/16(no.33)
発酵をよむ(三人展)



  同時開催 3/20-30 ▶︎